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クラウドストレージのメリットデメリットとは? ~法人個人両方の視点で解説!~

低コストでありながらも、大量のデータ保存や共有ができる「クラウドストレージサービス」は現在、多くの企業で導入されています。

本記事では、クラウドストレージを導入する前に知っておきたい、クラウドストレージのメリット・デメリットを法人・個人両方の視点で解説していきます。

クラウドストレージのメリットデメリットをしっかり押さえることで、自分がクラウドストレージを導入すべきか?判断できるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

1. そもそもクラウドストレージとは?

クラウドストレージとは?

クラウドストレージは、インターネット上に設置された様々なデータを格納できる保管場所のことを指します。(オンラインストレージまたはファイル・ホスティングといった名前で呼ばれることもあります。)現在では、手持ちのスマートフォンやパソコンとは別のデータ保管場所としてクラウドストレージを利用する人が多く、個人・法人共に幅広い層で利用されています。

クラウドストレージが利用される場所の例としては…

などがあげられます。

現在流通されているクラウドストレージには、個人向けに無料で提供されているサービスと企業向けにセキュリティや機能が拡充された有料のサービス、大きく2つの種類が存在しています。

個人向けのクラウドストレージは写真や動画などのデータ保存に特化しているものが多い一方、企業向けのクラウドストレージは会社内部の情報が保存される場所として、セキュリティ面を強化しているサービスが多い傾向にあります。

2. 法人・個人両方の視点から解説!クラウドストレージのメリットとは?

法人・個人両方の視点を交えたメリットは以下の通りです。

では、詳しく解説していきます。

メリット1. デバイス本体の代わりに、クラウドストレージ上へデータ保存できる

まず1つめのメリットは、デバイス本体の代わりに、クラウドストレージ上へデータ保存が行える点です。

デバイス本体の代わりに、クラウドストレージ上へデータ保存できる

スマートフォンやPCなどのデバイスは容量に限りがあるため、容量以上のデータやファイルを保存できません。しかし、クラウドストレージを使えば、デバイスの空き容量に関係なくインターネット上へのデータ保存ができるようになります。

「既存のデータ削除」や「サーバー増設・ハードディスクの取り付け」作業不要でデータ保存を行えるため、保存容量の拡張が必要な場面にとても便利です。

例えば、自社サーバーやスマートフォン・パソコンなどのデバイスが容量不足となり、データ保存場所に困っている時。クラウドストレージが役に立つでしょう。

普段からデータ保存が多い方や、デバイス以外にデータの保存場所を持っておきたい方には、大きなメリットといえるでしょう。

メリット2. 出先でも簡単にクラウドストレージ上のデータへアクセスできる

2つめのメリットは、出先でも簡単にクラウドストレージ上のデータへアクセスできる点です。

出先でも簡単にクラウドストレージ上のデータへアクセスできる

クラウドストレージは、インターネット回線さえ整っていれば場所を問わずどこからでもアクセスできます。また、パソコンに限らずスマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスからクラウドストレージ上へアクセスできる高い利便性をもちます。

そのため、出張先で急遽資料が必要となった場合でも、クラウドストレージを使えば、簡単に資料を確認することができます。

もし、自社サーバーのみに資料を保存していたら、社内の人間へ確認依頼する手間がかかるかもしれません。

出先や自宅など、様々な場所からデータを管理したい方には大きなメリットといえるでしょう。

メリット3. 自社サーバーと比較しクラウドストレージ導入にかかる初期投資を抑えられる

3つめのメリットは、自社サーバーと比較し、クラウドストレージ導入にかかる初期投資を抑えられる点です。

自社サーバーと比較しクラウドストレージ導入にかかる初期投資を抑えられる

自社にサーバーを構築する場合、サーバーやハードディスクを取り付ける必要があるため、ある程度の初期投資がかかります。

しかし、クラウドストレージの場合は、クラウドストレージサービスを扱う企業への問い合わせやホームページ上での手続きだけで済むので、サーバーやハードディスクの用意は不要となります。

このことは、初期投資の抑制につながります。
初期投資を抑えたいと考えている方には、大きなメリットといえます。

メリット4. クラウドストレージを使うと、データやファイルの共有を簡単に行えること

4つめのメリットは、クラウドストレージを使うと、データやファイルの共有を簡単に行える点です。

クラウドストレージを使うと、データやファイルの共有を簡単に行えること

クラウドストレージは、クラウドストレージ上へ保存したデータをURL化して送ることができます。そのため、クラウドストレージにあるファイルをまるごとURL化すれば、複数のデータをまとめて共有できます。

データの共有は、URLをコピーし、メールやチャットへ貼り付けて送るだけなので手間もかかりません。URLを貰った相手も、URLをクリックするだけで手軽にデータを閲覧できます。

そのため「旅行で撮った写真を友人へ送りたい。」「見積書と発注書を取引先に送りたい。」「上司に見てもらいたい書類がある。」などデータ共有時にとても便利です。

普段からデータ共有の機会が多い方には、大きなメリットといえます。

メリット5. クラウドストレージの利用が、脱PPAPに繋がる

5つめのメリットは、クラウドストレージを利用することで、政府が掲げる脱PPAPを実現できる点です。

クラウドストレージの利用が、脱PPAPに繋がる

PPAPとは、パスワード付きZIPファイルをメールで送って、パスワードは別のメールで送るやり取りのことを指します。PPAPは、一見便利なデータ共有方法に見えますが、セキュリティ面に懸念があるとされ、廃止の動きが加速しています。

そして、PPAPに代わるデータ共有方法としてクラウドストレージが多く利用されており、脱PPAPに繋がるサービスとして注目を集めています。

データ共有の際にセキュリティを意識したい方は大きなメリットに感じるでしょう。

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3. 法人・個人両方に共通する!クラウドストレージのデメリットとは?

クラウドストレージを使うメリットは多くありますが、一方でデメリットも存在します。法人・個人両方の視点を交えたデメリットは以下の通りです。

では、詳しく解説していきます。

デメリット1. オフライン上だと、クラウドストレージを利用できない

まず1つめのデメリットは、オフライン上だとクラウドストレージを利用できない点です。

クラウドストレージを利用するための前提として、インターネット環境が整ったオンライン上での使用が求められます。

そのため、家や会社など、クラウドストレージを多く利用する場所にインターネット環境が整っていない場合は、インターネット回線の整備が必須となります。

また、インターネット回線の強度によって利用時のパフォーマンスが左右されやすいので注意が必要です。例えば、回線の弱い場所でクラウドストレージを利用すると、サーバーとの接続が不安定になったり、途中で途切れることがあります。

インターネット環境を用意できない方には、向いていないサービスといえます。

デメリット2. 徹底したセキュリティ対策を行う必要がある

2つめのデメリットは、クラウドストレージに対し、徹底したセキュリティ対策を行う必要がある点です。

特に、企業でクラウドストレージを導入する際は、クラウドストレージ上で重要なデータを管理する場合があるため、第三者によるハッキングを気にする必要があります。

セキュリティ対策を怠り、外部へデータが漏れてしまった場合、企業の信頼度が落ち経営難に陥る危険性も考えられます。

クラウドストレージは大切なデータを保存する場所です。徹底したセキュリティ対策が必要であること、念頭に置いておきましょう。

4. クラウドストレージを選ぶポイントとは?

では実際、クラウドストレージをどのように選定するのがいいのか?ここからは、クラウドストレージを選ぶポイントについて、法人・個人両方の視点で解説していきます。

クラウドストレージを選ぶポイント【法人編】

法人利用でクラウドストレージを選ぶポイント

まず、法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイントは以下の通りです。

では、詳しく解説していきます。

ポイント1. セキュリティ

法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイント1つめは、セキュリティです。

会社内でクラウドストレージを使用する際、自社の重要情報以外に、取引先との機密情報(例えば、見積書など)を保存する場合が多くあります。

機密情報の流出やハッキングを防ぐためにも、セキュリティ対策が徹底されているか?は重要な選定ポイントとなります。

ポイント2. 料金

法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイント2つめは、料金です。

クラウドストレージの多くは、無料プラン、ビジネスプラン、プレミアムプランなど、機能の充実度によりプラン・値段幅が異なります。

また、初期費用の有無や最低契約期間、支払い方法などの料金形態も異なっている場合がほとんどです。

など、料金形態の詳細を確認してから選定するようにしましょう。

ポイント3. データ容量

法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイント3つめは、データ容量です。

会社単位でクラウドストレージを利用する場合、利用できるデータ容量がプランによって異なるケースがほとんどです。

など、自社の状況と照らし合わせたデータ容量を選定するようにしましょう。

ポイント4. 使いやすさ

法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイント4つめは、使いやすさです。

1度導入したクラウドストレージサービスは、長く利用される傾向にあります。長期間、そして頻繁に使うサービスだからこそ「毎日使っても使いやすい。」「誰が使っても分かりやすい。」など、使いやすさを重視しましょう。

など、普段づかいに便利な機能の有無を確認するようにしましょう。

ポイント5. サポート体制

法人でクラウドストレージを選ぶ際に注意すべきポイント5つめは、サポート体制です。

長期間クラウドストレージを利用するなら、何か起こった時、適した対応をとってくれるのか?事前に確認しておくと安心です。

クラウドストレージを提供している会社のサポート体制やイレギュラー発生時の対応はどうなっているのか?事前に把握しておくとよいでしょう。

など、クラウドストレージ導入後の対応をサービス提供会社に確認するようにしましょう。

クラウドストレージを選ぶポイント【個人編】

個人利用でクラウドストレージを選ぶポイント

個人でクラウドストレージを選ぶ際に、注意すべきポイントは以下の通りです。

では、詳しく解説していきます。

ポイント1. 料金

個人で利用する際に見ておきたいポイント1つめは、料金です。

クラウドストレージには無料・有料プランが存在します。個人利用の場合、無料プランでも十分な機能を満たしている場合が多いため、有料プランを利用しない方も多くいます。しかし、無料プランで使えるデータ容量は限られているので、データ容量を増やしたい場合は有料プランへの加入が必須となります。

自分がクラウドストレージ上で使いたいデータ容量はどのくらいなのか?あらかじめ把握し、無料or有料プランを選択するようにしましょう。

ポイント2. データ容量

個人で利用する際に見ておきたいポイント2つめは、データ容量です。

料金を選ぶ際にも考える必要がありますが、データ容量はクラウドストレージ選びに重要なポイントです。

個人利用の場合に多いのが、スマートフォンで撮影した写真を保存するケースです。一般的に、スマートフォンで撮影した写真の容量は1枚あたり2~3MBといわれています。自分がどのくらい写真を保存したいのか?一度考えてみるとよいでしょう。

※上記は目安です。

7. まとめ

クラウドストレージを使えば、データをインターネット上に保存でき、簡単に情報共有を行うことが可能です。

クラウドストレージを利用すると、自分にどんなメリットがあるのか?考え、導入有無を検討するようにしましょう。

8. 大容量ファイルの共有ならShareDriveで!

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